第 41 話 ムチン ~ MUC1

 前回のコラムから、新たな話題としてムチンを取り扱っています。今回のコラムでは 膜結合型ムチンである MUC1 について紹介します。

 前回のコラムで、ムチンはタンデムリピート(一定のアミノ酸配列の繰り返し)構造を有することを紹介しました。MUC1 は下記に示す 20 アミノ酸の繰り返し配列を有し、乳がん、卵巣がん、膵臓がんなど様々ながん種において過剰発現することが報告されています。また、タンデムリピート配列中には5 箇所のO-結合型糖鎖付加部位(赤字 S:セリン、T:スレオニン)が存在します。

MUC1     HGVTSAPDTRPAPGSTAPPA

上記セリン、スレオニンに下記に示すような糖鎖が結合し、高度に O-結合型糖鎖修飾された高分子糖タンパク質構造を形成しています。癌などの疾患においては、糖鎖としては最小の GalNAc (Tn) や、STn、Sialyl T、DiSialyl T などのシアル酸を含む比較的短鎖長の糖鎖が確認されています。

 

 弊社では、熟練した技術と豊富な経験、知識を持った研究員による受託解析サービス合成サービスを実施しております。熟練した技術に基づく分析サンプル調製、HPLC質量分析NMR などの機器を駆使することで、種々の目的に応じた解析に対応しています。受託合成においては、蓄積した各種知見、ノウハウなどを駆使し様々なターゲットの合成実績がございます。まずはお気軽に御相談ください。ご予算に応じてベストなご提案をさせていただきます。

 

02

 

筆者プロフィール
naruken
博士(理学)北海道大学大学院理学研究科
専門:糖鎖工学、タンパク質工学、構造解析

 

お問い合わせから受託までの流れ

ホームぺージからのお問い合わせはこちら

  • 試薬販売
  • 質量分析装置を用いた糖鎖解析
  • 蛍光ラベル化単糖組成解析
  • NMRを用いた糖鎖解析
  • 糖誘導体合成と糖鎖合成
  • タンパク質品質管理