第 4 回のコラム(N-結合型糖鎖)でN-結合型糖鎖を紹介しましたが、今回のコラムから数回に渡り N-結合型糖鎖を解析する方法について紹介していきたいと思います。今回は序論となります。
糖鎖を解析するために一般的に使用される機器には、HPLC、電気泳動(キャピラリー電気泳動)装置、質量分析装置、NMRなどがあります。
解析目的が、
・糖鎖そのまま、あるいは構成する単糖成分を知りたいか
・プロファイル or 詳細(結合様式・位置)解析
・定性 or 定量
などによって適宜最適な方法を単独、組み合わせて実施する必要があります。
次回以降、目的に応じた N-結合型糖鎖解析について紹介していきます。
弊社では、熟練した技術と豊富な経験、知識を持った研究員による受託解析サービス、合成サービスを実施しております。熟練した技術に基づく分析サンプル調製、HPLC、質量分析、NMR などの機器を駆使することで、種々の目的に応じた解析に対応しています。受託合成においては、蓄積した各種知見、ノウハウなどを駆使し様々なターゲットの合成実績がございます。まずはお気軽に御相談ください。ご予算に応じてベストなご提案をさせていただきます。
筆者プロフィール
naruken
博士(理学)北海道大学大学院理学研究科
専門:糖鎖工学、タンパク質工学、構造解析