糖タンパク質の糖鎖修飾は、N-結合型糖鎖修飾、O-結合型糖鎖修飾に大別されます。N-結合型糖鎖修飾が疾患に直接関わっている例は少ない一方、O-結合型糖鎖には疾患特異的に存在する糖鎖構造が存在します。そのため、O-結合型糖鎖修飾を有する糖ペプチドには、診断や医薬品に利用する抗体取得のための抗原利用、疾患特異的 O-結合型糖鎖修飾タンパク質に結合する分子の探索など、様々な用途があります。
弊社では、糖鎖合成に関して長年に渡って蓄積したノウハウ、知見をもとに、あらゆる O-結合型糖鎖を含む糖ペプチド合成を可能としています。中性糖鎖としては、Tn、Core1 (T)、Core 2、Core 2 Gal を、シアル酸 (NeuAc) を含む酸性糖鎖としては、STn、2,3-Sialyl T、2,6-Sialyl T、DiSialyl T、DiSialyl Core 2 Gal など種々の合成が可能です。
また、上記糖鎖を配列中の望む位置に自在に導入いたします。