抗ラット Aldehyde Oxidase ポリクローナル抗体

適用	(0.5-2.0μg/mL)
交差性
その他	Aldehyde Oxidase は類似酵素であるXanthine Oxidase とは異なり、異物における基質特異性はアルデヒド類から複素環式化合物まで幅広く、動物間の種差、ラットにおける系統差の存在が知られています。近年、Aldehyde Oxidase はレチノールを生理的基質として細胞の分化、増殖に関与していることが示唆されています。また、Aldehyde Oxidase により産生される活性酸素が筋萎縮性側索硬化症や再潅流障害の原因と言われています。しかし、実際のところAldehyde Oxidase の生理的役割についての解明は未だ充分ではありません。本抗体は、類似酵素Xanthine Oxidase との反応性が低いのに対し、ラット肝のAldehyde Oxidase を特異的に捉えることができます。また抗血清を用いた実験では、Aldehyde Oxidase 活性を阻害することがわかりました。Aldehyde Oxidase の機能解明や、病態への影響を研究する上で有用であると思われます。
文献	—
共同研究	東北薬科大学田中頼久先生、増渕暁子先生