抗ヒト GPR120 モノクローナル抗体 (Clone No.2B6)

適用	(5μg/mL) (1.0-5.0μg/mL)
交差性
その他	GPR120 は、Gタンパク質共役型受容体 (GPCR) ファミリーの一つで、パルミトレイン酸、α-リノレイン酸、ドコサヘキサエン酸などの長鎖不飽和遊離脂肪酸に特異的な受容体です。GPR120 は生体内で幅広く発現しており、特に下垂体、肺、小腸、結腸、脂肪組織などに多く発現しています。遊離脂肪酸による GPR120 刺激は、インクレチンとして知られている、GLP-1 の消化管からの分泌を促進することが示されています。また、遊離脂肪酸は GPR120 を介して、ERK 及び PI3K-Akt 経路を活性化し、腸管内分泌細胞においては抗アポトーシス活性を示します。このほか、GPR120は脂肪細胞発達や分化を促進することが報告され、また GPR120 が舌の味蕾に発現し味覚に関与している可能性も示唆されています。本抗体は、GPR120 に特異的な抗体であり、糖尿病や肥満の研究などにご利用下さい。
文献	—
共同研究	—