抗ヒト TSHR (thyroid stimulating hormone receptor) モノクローナル抗体 (Clone No.3A6)

適用	(1.0-5.0μg/mL)
交差性
その他	甲状腺刺激ホルモン受容体 (TSHR) は、ロイシンリッチリピートを持つ、Gタンパク質共役型受容体 (LGR) ファミリーの一つで、LGR3とも呼ばれています。TSHR は、主に甲状腺濾胞細胞に発現し、甲状腺刺激ホルモン（TSH）により活性化され、濾胞細胞の増殖や機能を調節します。バセドウ病は、自己免疫機構により甲状腺の活動性が亢進する疾患で、TSHRを自己抗原とする代表的な臓器特異的自己免疫疾患であり、その抗体が甲状腺細胞を刺激します。メラノーマにおいては、TSH/TSHR シグナルによって細胞増殖が促進されます。また破骨細胞前駆細胞において、TSH/TSHR は、TNFα の発現及び破骨細胞の増殖を抑制し、TSHR欠損マウスにおいては骨粗しょう症に似た骨量減少を示すことが明らかとなっています。本抗体は、TSHR に特異的な抗体であり、自己免疫疾患、骨粗しょう症、メラノーマなどの腫瘍の研究にご利用下さい。
文献	—
共同研究	—