抗ラット TRPV2 (VRL-1) ポリクローナル抗体

適用	(0.1μg/mL)
交差性
その他	TRPV2 (transient receptor potential cation channel, subfamily V, member 2) は、カプサイシンの受容体TRPV1 のホモログとして遺伝子が単離されました。TRPV1 と同様の 6 回膜貫通型のイオンチャネルであると推測されますが、vanilloid （カプサイシンや RTX）及びプロトンには感受性を示さず、50℃を越える熱によって活性化されることが明らかとなっています。有髄のAδ線維には、52℃と 43℃の異なる温度閾値の熱感受性神経が存在することが知られており、TRPV2 は前者を担っていると考えられ、免疫染色によりAδ線維での発現が確認されています。本抗体は、ラットの TRPV2 に対するポリクローナル抗体であり、免疫組織化学的な解析に有用であることが確認されています。
文献	J Neurosci. 2010 Mar 31;30(13):4601-12. TRPV2 enhances axon outgrowth through its activation by membrane stretch in developing sensory and motor neurons. Shibasaki K, Murayama N, Ono K, Ishizaki Y, Tominaga M.
共同研究	三重大学富永真琴先生