抗ヒト CD9 (MRP-1) モノクローナル抗体 (Clone No.6D11)

適用	(1.0-5.0（推測)μg/mL) (5.0-10.0μg/mL) (10μg/mL) (1.0-5.0μg/mL)
交差性
その他	CD9 (MRP-1: Motility-Related Protein 1) は、テトラスパニンファミリーの一つです。テトラスパニンファミリーは 30 以上の膜糖タンパク質で形成され、四つの疎水性膜貫通ドメインを持っています。テトラスパニンファミリーは、細胞の遊走、転移、接着、増殖、分化などに関与し、その多くで癌細胞における発現が変化することが知られています。これまでの研究で、CD9 の減少がメラノーマ、乳癌、肺癌、大腸癌、前立腺癌、膵臓癌、卵巣癌などの腫瘍形成促進及び転移に関係していることが示されています。さらに、CD9 が細胞の運動性や腫瘍の転移を阻害することも明らかとなっています。本抗体はヒトCD9 に特異的な抗体であり、FCM、免疫沈降、免疫組織染色、ウェスタンブロッティングに使用できます。
文献	—
共同研究	札幌医科大学加藤和則先生