抗 AGE-3 モノクローナル抗体 (Clone No.9D8)


容量	10μg/40μL
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Data Sheet

免疫抗原：	グリコールアルデヒド由来AGE3
GenBank ID：	–
免疫動物：	GANP® mouse（GANP®マウス）
精製方法：	ProteinG
抗体サブクラス：	IgG1

適用	(0.1μg/mL) (1μg/mL)
交差性
その他	AGEs (Advanced Glycation End Products; 終末糖化産物) はグルコースなどの還元糖とタンパク質、脂質、核酸といった生体分子との間の非酵素的糖化反応で生成され、糖尿病、炎症、腎不全といった疾患や老化に伴い蓄積します。AGEs は、糖尿病網膜症や腎症といった糖尿病血管合併症の発症・進展に強く関与しています。さらに AGEs は、動脈硬化症、アルツハイマー病、末期腎不全、関節リウマチ、肝硬変などの様々な疾患で増加します。AGEs は、グルコースに由来するだけでなく、ジカルボニル化合物、糖の自動酸化物、糖代謝中間体などからも生成されます。 AGEs のうち、グリコールアルデヒド由来 AGE-3 は、種々の疾病の発症・進展に非常に密接に関与していると考えられています。培養ウシ網膜周皮細胞において、AGE-3 は、アポトーシスを誘導し、血管内皮増殖因子(VEGF）の発現を増加させます。また、AGE-3 は、培養ラットシュワン細胞の増殖を抑制するほか、培養前駆脂肪細胞株3T3-L1 細胞のインスリン感受性を低下させます。さらに、AGE-3 はヒト間葉系幹細胞のアポトーシスを誘導し、脂肪細胞、軟骨、骨への分化を阻害します。本抗体は AGE-3 に特異的な抗体であり、加齢に伴う慢性疾患や糖尿病関連疾病などの研究に有用であると思われます。
文献	—
共同研究	—