抗ヒト AdipoR1 ポリクローナル抗体

適用	(1μg/mL)
交差性
その他	生活習慣病・糖尿病の原因のひとつは肥満であり、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインはインスリン抵抗性惹起性の悪玉アディポサイトカインであると考えられていました。しかし、最近インスリン感受性増強作用を有する善玉アディポサイトカインの存在が明らかになり、その働きが注目されています。代表的な善玉アディポサイトカインであるアディポネクチン（Adiponectin）は、抗糖尿病･抗動脈硬化作用において重要な役割を担っています。その受容体として２つのサブタイプ、AdipoR1,AdipoR2 が存在し、それらは7 回膜貫通型ながらG 蛋白質共役型ファミリーとは構造的・機能的に異なるファミリーに属すると考えられています（参考文献１）。AdipoR1 は骨格筋に、AdipoR2 は肝臓に、強く発現しており、AMP キナーゼ・PPARα などの情報伝達を介することによって脂肪酸燃焼や糖取り込み促進作用を媒介します。 PPARγ 活性化薬が活性型アディポネクチンを、またPPARα 活性化薬がアディポネクチン受容体を増加させることが報告されており(参考文献2)、PPAR 作動薬の研究分野でも注目を集める受容体です。
文献	—
共同研究	—