抗ヒト RAGE ポリクローナル抗体 | 医化学創薬株式会社

適用	(2μg/mL)
交差性
その他	RAGE (receptor for AGEs) は、1992 年にStern らによって牛肺からAGEs と反応性を示す分子量35000（SDS-PAGE 上では42KDa）のタンパクであり世界で始めてAGEs の受容体としてクローニングされました。以後の研究により、肺胞上皮細胞、血管内皮細胞、平滑筋細胞、腎メサンギウム細胞、赤血球、単球、神経細胞などでRAGE 分布が確認され、報告されているリガンドとして、AGEs の他に、アンフォテリン、EN-RAGE、CML 修飾タンパク、βアミロイド等があります。 RAGE は、VEGF を誘導し血管新生を導き、糖尿病性血管症の発症、進展に関与するといわれています。また、近年、β-アミロイドタンパクの神経細胞やミクログリア細胞上の受容体として機能し、アルツハイマー病の発症、進展に関与することが示唆されています。本抗体は、ヒトRAGE に対する部分ペプチドをウサギに免疫して得られた抗体で、ウエスタンブロット、免疫組織染色に使用できます。
文献	J Immunol. 2008 Nov 1;181(9):6503-13. IL-4-induced selective clearance of oligomeric beta-amyloid peptide(1-42) by rat primary type 2 microglia. Shimizu E, Kawahara K, Kajizono M, Sawada M, Nakayama H.
共同研究	熊本大学堀内正公先生