第 24 話 O-結合型糖鎖を解析する 序論

 第 5 回のコラム(O-結合型糖鎖)でO-結合型糖鎖を紹介しましたが、今回のコラムから数回に渡り O-結合型糖鎖を解析する方法について紹介していきたいと思います。今回は序論となります。

 O-結合型糖鎖を解析するために一般的に使用される機器は、第 21 回糖鎖コラムで紹介したN-結合型糖鎖を解析する方法と同様に、HPLC、電気泳動(キャピラリー電気泳動)装置、質量分析装置、NMRなどが使用されます。

 N-結合型糖鎖を解析する場合には、PNGase と呼ばれる N-結合型糖鎖を選択的に切り出すことが可能な酵素が存在します(下図)。

しかしながら、O-結合型糖鎖を切り出す万能型酵素は存在しません。また、O-結合型という名前の由来である Ser/Thr との”結合力”が質量分析装置を用いた解析では大きな影響を与えることになります。

次回以降、O-結合型糖鎖解析について詳しく紹介していきます。

 弊社では、熟練した技術と豊富な経験、知識を持った研究員による受託解析サービス合成サービスを実施しております。熟練した技術に基づく分析サンプル調製、HPLC質量分析NMR などの機器を駆使することで、種々の目的に応じた解析に対応しています。受託合成においては、蓄積した各種知見、ノウハウなどを駆使し様々なターゲットの合成実績がございます。まずはお気軽に御相談ください。ご予算に応じてベストなご提案をさせていただきます。

 

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筆者プロフィール
naruken
博士(理学)北海道大学大学院理学研究科
専門:糖鎖工学、タンパク質工学、構造解析

 

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